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白馬岳 Day1&Day2



7月の13日〜14日と白馬岳を歩いてきました。毎年この時期、海の日が絡む3連休には北アルプスに出かけています。夏の北アルプススタートです。理由はいつも利用している登山バスが北アルプスに向けて走りはじめるのが大体この連休に集中しているからです。北アルプスは電車でアクセスするには何かと面倒なので僕は良く登山バスを使います。一昨年は槍ヶ岳へ。去年は奥穂高岳へ。そして今年は白馬岳に決めました。
当日、天気予報は雨の予報でした。悩みましたが2日目は曇りの予報だったし出掛けてみる事にしました。確か去年も同じような天気予報の中出掛けました。
ルートですが本来なら猿倉から白馬岳のピストンを考えていましたが3週間前の段階で猿倉行きのバスは満席でした。ルート変更を考え八方方面から白馬岳を目指そうと思い八方行きのバスを確認すると空席があったので直ぐに予約しました。こちらのルートの方が何やら楽しそうだったので結果オーライだなと思っていたのですがよくよく地図を確認してみると地図に危険箇所を見つけました。「不帰ノ嶮(かえらずのけん)」何やら凄そうな名前が付いているのですぐに検索してみます。要注意の箇所らしく僕らが歩こうとした下りは特に注意が必要との事でした。天気も悪そうだしルート変更を余儀なくされたのが出発2日前でした。結局八方行きのバスで途中の白馬駅で下車。そこから栂池高原までバスで行きそこからロープウェイで登るルートに落ち着きました。
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〈雨の白馬岳へ〉
今回は山と道の「パッキングのヒント」の記事を参考に、今迄とは違う雨対策のパッキングを試してみました。パックライナーは市販の物が用意出来なかったのでそこそこ厚地の大きめのゴミ袋のみをパックライナーとしました。シュラフをスタッフサックに入れずにザックのフレームを作るような感覚でザックの内側に沿わせる用にパッキングしました。オレンジ色の物がシュラフです。

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これでほぼザックの中身は濡れないとは思うのですがザック自体も濡れるのが嫌なのでザックカバーで覆いました。

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白馬駅に着いた時にはしとしと降りだった雨も栂池高原に着いた頃には本降りになっていました。行ける所迄行ってみようと言う事でとりあえずロープウェイに乗る事にしました。

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歩き始めて直ぐ、段々と雨が強くなって行きます。それほど歩きにくそうな場所はないので傘をさしながら歩きます。レインシェルを着ていますがなるべく濡らさない様に歩きました。

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〈小雪渓での事〉
小雪渓手前までやって来ました。ここに来る迄で結構な風雨に晒されていました。上半身はポリエステル製半袖のベースにeVent製のレインシェル。下半身はサポートタイツにショートパンツという装備でした。気温は12℃程だったと思います。風がとても強くなり傘がさせない状況になると直ぐに下半身と靴下がびしょびしょに濡れて徐々に体が冷えていきました。僕は今迄レインパンツという物を持ち歩いた事がありませんでした。冬は防水性のロングパンツを履いてしまうし、そんなに標高が高く無い場所なら「歩いているうちに乾くだろう」という考えでした。アルプス級の標高で雨に打たれたとしても濡れが下半身だけならば歩き続けていれば平気だろうと思っていました。しかし今回は今迄歩いてきた中でも経験した事が無い程の強い風雨でした。
上半身も徐々に冷えていきますが強い風と雨が凌げる場所もありません。ザックの中のどこら辺に衣類をパッキングしただろう。今ザックを開けたらザックの中身迄濡れしまう。そんな事を考えている内に新たにレイヤーを取り出す気力を徐々に失って行きました。

そんな状態で小雪渓を登ります。小雪渓という名前ですが結構急な雪の上り坂です。途中で滑ったら下迄滑り落ちてしまうでしょう。気を引き締めて登ります。途中風雨が弱くなったので写真を取ろうとファインダーを覗きシャッターを押すとシャッターが下りません。電源も入らない状態でした。カバーで覆っていた筈のカメラを見てみると結構濡れてしまっていました。電気系統のトラブルでしょう。今迄濡れた場面は何度とありましたが平気だったので油断していました。この事もあり一気に意気消沈してしまいました。1日目の写真もここで終わり。

どんどんと冷えていく体。小雪渓を登りきる頃になると風は更に強くなり立っているのもやっとの状態でした。雨も時折雹に変わり叩き付けます。兎に角先ず上半身の冷えを何とかしたい。岩陰に隠れ傘をさしてもらい何とかザックから上着を取り出しシェルの中に着込みます。薄いウール製のロングスリーブを1枚着ただけでもとても暖かく感じました。しかしまだまだ強い風雨です。その場で暫く待機しました。10分くらいたったでしょうか。ようやく雨が小降りになりました。歩き出します。しかしまだ風はとても強く吹いていました。足下はゴツゴツとした岩場です。時折もの凄く強い突風でザックを背負った体が煽られました。

〈白馬大池〉
何とか白馬大池迄やってきました。この時点で11:30をまわっていました。本来ならこの日は白馬岳を超えて白馬岳頂上宿舎まで行きテント泊するつもりでした。
とりあえず白馬大池山荘に入り休憩します。先ず冷えた体を温める為に卵スープを注文しました。お腹が減っていた事もありとても美味しかったです。1杯では足りずもう1杯注文します。段々と体も温まってきました。更に食欲も増します。パン2つとカップラーメンを食べました。
そのまま暫く休憩して気がつくともう出発しないと目的地迄は間に合わない時間でした。外は相変わらず嵐のような天気でした。この日はこの先に進むのを諦めました。今日はここでゆっくりして。明日進める状態ならば進もうと。
テントを張る予定だったのですが強い風と雨。ちらほら張っている人達もいましたが僕らは山小屋泊を決めました。僕は2度目の山小屋泊でした。1度目は丁度1年前の奥穂高岳の時です。丁度同じ様な状況でした。

僕らが泊まった部屋は4畳6人部屋でした。僕らが部屋に入った時は誰も居らず広々でしたが最後は4人になりました。部屋は2段式で天井が低く小さな窓が付いていてカーテンで仕切られているだけの部屋。それでも疲れた体には居心地は良かったのです。

濡れた靴と衣類を乾燥室に持ち込みそのまま暫くストーブに当たり体を温めました。ひとしきり道具を整理して寝場所を確保して。もうこの日のうちにやる事と言えば後はゆっくりしながらご飯でも食べる事ぐらいです。天気が悪く外へもいけず。折角なのでこの小屋の時間を楽しむ事にしました。
といっても談話室で本を読むくらいでしたけどとてもゆっくりとした時間を過ごせたと思います。下に居る時は常に何かがあって何かが出来る状態に居ます。山に来ると何も無くなります。たまに山へ来るととても手持ち無沙汰に感じて何もしなくて良いのだろうか...と思ってしまいます。

その後夕飯を食べビールを飲み何もしないゆっくりとした時間を過ごし消灯の21時前には眠ってしまっていました。

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〈2日目 白馬岳へ〉
2日目の朝は4:00には目が覚めました。前日に濡れたカメラからバッテリーを抜いておき乾かしておきました。恐る恐るバッテリーを入れて電源を入れてみると反応してくれました。シャッターを押すとしっかり撮影出来ました。一安心です。部屋の窓から外の様子を眺めると雨は降っていないよう。しかし風は強く吹いていました。

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このまま先に進むか昨日来た道を戻るか。帰りの猿倉発のバスはもう予約済みだったのでどっちにしろ猿倉迄は行きたい。どうせなら山道を歩いて猿倉まで行きたい。しかし猿倉発のバスに間に合う様に歩くには6:00迄には出発したい。小屋のご主人に天気予報を聞いたり他の登山者の行動や会話に聞き耳を立てたりした後にこのまま進んでみる事にしました。そうと決まれば出発を急がねばなりません。素早く荷物の準備をして6:00に白馬大池山荘を出発しました。

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白馬大池山荘のテント場です。昨夜の暴風雨の中でも幾つかのテントが設営されていました。特に印象的だったのが一番手前のLOCUS GEARのKhufu Tyvekでした。他のテントは全てドーム型。強い風に対しても安心でしょう。しかしKhufuはワンポールシェルターでフロアレスです。設営の時から心配でちょくちょく様子を見る様にしていたのですが時折吹く突風に煽られながらも崩壊する事無く立て続けていました。後から聞いた話ではこの日は風速20m/s以上の風が吹いていたとの事です。

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少し歩くと直ぐに白馬大池全体を見下ろす事が出来ました。

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尾根に出ました。雨は降っていないものの相変わらず風は強かったです。これから進む先は黒い雲に覆われていました。きっと景色を眺められるのは今のうちだろうな。なんて思いながら昨日の様な目に遭わない事を祈りながら先に進みました。

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横からの強い風に煽られ耐えながら歩いていて気がついたら一面霧の中でした。この日は出発時から上半身は着込んでいたので上半身の冷えは気にならなかったのですがやはりサポートタイツ+ショーツの下半身の冷えが気になっていました。

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青空が出るもほんのつかの間でした。

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白馬岳山頂付近。岩陰に来ると風の影響を全く受けません。暫くその場で休みます。雷鳥の鳴き声が聞こえました。見てみると2羽の雷鳥が駆け回っていました。2羽共にとてもプックリとした雷鳥でした。お腹が減っていた事もありとても美味しそうに見えました。

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白馬岳山頂なのかも分りません。標記があったのできっと山頂でしょう。兎に角強い風と雨だった他はよく憶えていません。早く山荘に辿り着きたい一心でした。

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何とか白馬山荘に到着しました。例の如く下半身はびしょ濡れでした。白馬山荘のレストランはとても閑散としていました。ストーブに当たり濡れた足を温め乾かします。お腹が空いていたのでカレーでも注文しようとしたのですが食事は11時からとの事だったのでココアだけ注文して飲みます。炊事室もあり調理しようかなと思ったのですが炊事室にはストーブも無く寒そうだったし余ゆっくりとしている時間も無かったので残っている行動食だけ食べて凌ぐ事にしました。

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〈大雪渓を通り猿倉山荘へ〉
白馬山荘から少し歩くと雪渓がありました。足場は整備されていたものの霧に包まれた下を見ると怖かったです。ゆっくりと慎重に進みました。

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大雪渓に出ました。凄い迫力でした。ここ迄来ると雲もだいぶ薄くなり雨も止みました。時折青空が見えていました。靴にスパイクを付けて歩きますが別に無くても歩ける程でした。ふかふかでは無い雪の下りはとても楽に歩けます。滑らない程度にすり足で下って行きます。大雪渓は落石要注意な箇所です。僕らが歩いている時にも結構大きめな岩がごろごろと転がっていました。

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スパイクですが僕はいつものKahtoola MICRO Spikesを付けて歩きましたが妻がスパイクを持っていなかったので今回用にCAMP ICE MASTERを用意しました。こちらもKahtoola MICRO Spikesの様に簡単に脱着出来ます。甲の部分にベルクロが付くのでしっかりとしたホールド感もありそうです。

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結構しっかりとした歯が付いています。特に滑ることなく歩けていました。凍結箇所でも滑っていなかったので結構使えそうです。

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下りはとても楽なのですが登っている人達はとてもしんどそうでした。ピストンにしないで良かったなと...

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ルート脇、ルート上にはクレバスがありました。小さな物からとても大きな物迄。近づいて覗いてみます。落ちたらと思うとゾッとします。

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白馬尻小屋。ここ迄来るともうゴールの猿倉迄1時間程です。帰りのバスの時間迄に余裕があったので小休憩をします。

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13:45 猿倉山荘に着きました。無事歩き切る事が出来ました。僕らが到着した時にはもう帰りのバスが待機していました。声をかけてみるとこの日この場所から乗る乗客は僕らを含めて4人だけでした。途中3カ所で他の乗客をピックアップしながら新宿に戻るのですがそれでも乗客は全員で7名でした。天気予報も悪かった為か殆どキャンセルが出てしまったみたいです。

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今回強い風雨の中レインパンツ無しという状況でアルプスの稜線を歩いてみて思った事は、このくらいの標高を歩く時は夏山でもレインパンツは必要だという事です。兎に角濡れ続ける下半身からの冷えがしんどかったです。今回は身をもって体感出来ました。次のアルプスハイク迄にはレインパンツは必ず用意したいと思います。

帰り道で知った事ですがOSON君もこの日白馬山荘から猿倉迄下りてきたとの事でした。ニアミスでした。「大変だったよね〜」なんてプチ盛り上がり。今回はこんな天気でしたがまた白馬岳を絡めたルートで歩いてみたいと思っています。

山行日時:2013.7.13
出発時刻:8:00 栂池山荘
到着時刻:11:30 白馬大池山荘
合計時間:3時間30分 (休憩時間含む)
合計距離:3.64km



山行日時:2013.7.14
出発時刻:6:00 白馬大池山荘
到着時刻:13:45 猿倉山荘
合計時間:5時間45分 (休憩時間含む)
合計距離:11.5km

[ 2013/08/04 21:30 ] hike | TB(0) | CM(6)
お疲れ様でした!寒いのってやっぱりテンション下がるよね…。
僕も今回の風雨の中の白馬岳で色々と勉強になりました。
ちょっとづつだけど成長していける感じが楽しくもあり。
うちはまだフィルムカメラが現像から戻ってこないので
ブログを書けないでおります。
[ 2013/08/05 11:41 ] [ 編集 ]
いつも楽しく記事を拝見させて頂いています。が、僭越ながら、コメントさせて頂きますが、今回の山行、そのすべてをblog記事から読み取ることは出来ませんが、とても危なかったと思います。
まず、北アルプスに限らず山に行くにあたってレインウェアを上しか持って行かないというのは非常に危険だと思います。よほど天候が安定した低山ならまだしも、3,000m級の山に挑むスタイルとは思えません。
標高が上がり稜線に出れば雨は上下左右あらゆる角度から吹き込みます。加えて強風に晒されれば、行き着く先は低体温症ですよ。
事前の天気予報でも天候が安定しないことが分かっていたなら、装備は再確認すべきでしょう。バックパックのライナーよりもまずは身を守る装備を整えるべきだと思います。

無礼を承知でコメントさせて頂きました。
すみません。
[ 2013/08/08 00:06 ] [ 編集 ]
osonくん。

ニアミスでしたね。
確かに今回の山行は色々と勉強出来ましたね。
osonくんの記事も気になります。



まささん。

初めまして。
コメントを残していただきありがとうございます。
装備の見直しも含め今回は身を持って色々勉強出来たと思ってますよ。
[ 2013/08/08 08:08 ] [ 編集 ]
kurosawaさん、こんばんは!

お天気、残念でしたね・・(つД`)ノ 私も同じ日に、北アの焼岳に登りましたが、雨で頂上からは何も見えませんでした(笑)

クレバスのお写真、迫力がありますね〜!すごいです!!雨の白馬を見たことがなかったので、とても参考になりました。

ブログをリンクに貼らせて頂いてもよろしいでしょうか?
[ 2013/08/08 20:05 ] [ 編集 ]
私がクフを張っておりました。
写真、驚きました!

事実を記載します。

乗鞍の雪渓からひどい暴風雨でした。
大池着11:00.
今日はここまでと決めました。
クフはワンポールではなく、DPTEを使用して2本で張っています。ポールの接地面を少し掘り下げて石で固定しました。21から翌3時までは穏やかな天候でした。3時過ぎに再び暴風雨になりましたが、4時過ぎに止みました。小蓮華山まで行こうと5時に出発しました。そのまま、白馬山荘まで進み、11:30に大池まで戻り、クフを撤収しました。天候はひどかったのですが、多くの花に癒された思いがします。

以下感想。
今回の山行は、厳しい環境の中で自分の許容範囲の基準となるものを教えてもらったような気がします。私としては、トラディショナルであるとかULであるとかという観点?ではなく、自分自身で試行錯誤しながら自分なりの山行の経験値を上げていきたいと思っています。
以上。
[ 2013/08/08 23:30 ] [ 編集 ]
たまねぎさん。

こんばんは。天気は残念でしたが色々収穫がありました。
たまねぎさんも焼岳お疲れさまでした!!
リンク。ご自由に貼ってください。これからもよろしくお願いします。


クフの方。

流石にAフレームでしたか。しかし凄い風に煽られながらも耐えていたのでクフ凄い!と思いました。
Gossamer背負っていらっしゃいましたよね。よく憶えています。白馬山荘手前でもすれ違いましたよね。

僕も今回は色々勉強出来ました。
僕は「このスタイルだからこうなんだ」と言うのはあまり好きではありません。
勿論大事に至ってからではどうしようもないのですが最低限のラインは超えていないつもりで歩いていますし。
自分自身で色々勉強しながらもっともっと試行錯誤していきたいと思っています。
是非また遊びに来てみてください。
[ 2013/08/09 00:52 ] [ 編集 ]
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